つみきで自尊感情が上がる?アイデンティティの確立にはつみきが最適。
日本心理カウンセラー育成協会代表理事 吉田奈美

自分には価値があると思えない日本人。ご存じでしょうか?
日本の高校生、「自分が価値のある人間と思うか」との問いに「全くそうだ」と答えた割合は米国が57.2%、中国42.2%、韓国20.2%に上った。
しかし日本はわずか7.5%で、「まあそうだ」を含めても36.1%と、7~8割台だった米中韓に比べて自尊感情の低さが目立った。
(財団法人日本青少年研究所などが日米中韓4カ国の高校生を対象に実施した意識調査)
この価値があると思えない背景には、自尊感情の低さやアイデンティティが関係しています。
自尊意識とは、自分の悪いところやだめなところも含めて自分はこれでいいんだと思えることです。
自分は生きてていいんだ!と心の底から思えるようになるためには、幼少期から多様性を肯定的に受け入れる事が大切です。
多様性とは、色々な人の色々な考え方の事で、自分が自尊感情を持つことが出来ると相手のマイナス面も肯定的に受け入れる事が出来ます。
例えば、障碍者はかわいそうと思うのではなく、不便なところがあるから周りの人が補ってあげる必要があるというような考え方です。
かわいそうは縦の関係、不便は横の関係です。
さて、おもちゃには大きくわけて、「工夫型」と「娯楽型」の2つにわけることが出来ますが、私は断然工夫型のおもちゃを推奨しています。
その工夫型おもちゃの中でもボードゲーム、トランプなどは型にはまったルールに沿った遊び方があるのに対し、
つみきやレゴなど、1から自分で作り上げる遊び方は無限であり、子どもの興味ややる気、何もないところから作り出す力に大きく働きかける事が出来ます。

特にこのつみきはふぞろいであることが、さらに考える力、
想像する力、先を見通す力をつけることが出来ます。
また、このつみきだったら誤飲することもないので安心ですね。
エッジが丸くなっているところも作りての優しさが感じられます。

このような考える力や想像する力が面白い事を探す力に繋がり、面白くない事も面白がれる人間を育てます。
人生を面白おかしく生きられる人は、多様性を受け入れられる人であり、
自分には価値があると思える人であり、そして自尊意識が高い人なのです。
つみきにはそんな素敵な人間を作る可能性があるのです♪
日本心理カウンセラー育成協会代表理事 吉田奈美
